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残留アルカリって知ってます?

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こんにちは藤本です。年末も残す所数日となりました。みなさん、やり残しはないでしょうか?年内に出来ることはやっておきたいですね。
では、今回のテーマですが、『残留アルカリ』について書いていきますね。
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髪をカラー、パーマ、縮毛矯正などのアルカリ剤を使って施術した時のその後の残留アルカリがどのくらいの日数で無くなるのか?知らない人も多いと思います。
美容師さんですら知らない人はいるかもしれません。
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もちろん、施術時の作業工程、薬剤、施術後のホームケアで変わって来ますが、おおよその目安を書きます。
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あくまで一般的な目安として気にして下さい
アルカリカラーをした場合、14〜20日程度
パーマ場合、7〜10日程度
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カラーの方がアルカリ度とphが高いので残留する日数が長いです。
パーマの方が傷むと思う方は多いと思いますが、それは髪の内部の結合を一度切ってから、形をつけてまたつけ直すという事をしているので、完全に結合を戻す事も難しいんです。
酸化というものを2剤でしていますが、サロンで今、98%程出来るようになりましたが、昔はせいぜい、80%位しか戻せなかったんです。
ですので、やはりカットの仕方も違いますし、感じ方が変わると思います。
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アルカリによるダメージの多くの部分はタンパク変性によるものになります。
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一度、変性してしまったタンパクは治りません。
これは熱によるタンパク変性も同じです。

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ちなみに酸性に傾き過ぎても髪が脆くなるので良くないです。
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アルカリを除去のしても髪の毛が良くなるって事は無いんです。
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髪は弱酸性にある状態が1番安定していて強度があるんです。
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頭皮や肌も同じですが、これらはある程度調整してくれますが、髪は自分で調整ができません。
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残留アルカリを除去する事もそうですが、髪を前回、書いた様に弱酸性に保つ事が1番です。
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無駄なタンパク変性をさせない、しないが重要です。
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やるか?やらないか?で差が出ますよ〜

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