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顔カビって?

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こんにちは!今年は暑いですねー。

薬を塗っているのにニキビがなかなか治らない」「きちんと洗顔をしているのにニキビが減らない」といった、肌荒れで悩んでいる方はいませんか?ひょっとしたらそれは、ニキビではなく顔カビの仕業かもしれません。
顔カビとニキビは症状が似ていてもかかる原因が異なるため、一般的なニキビ対策では改善されません。今回は、この時期、特に悪化しやすい顔カビによる肌の不調のメカニズムと予防法についてご紹介したいと思います。

顔カビによる炎症の場合、赤いブツブツが細かく分布していることが多く、また、ニキビの場合はブツブツの大小が変わるといわれています。ただし、専門家でないと簡単には見分けがつかないので、肌が荒れてきた段階で皮膚科を受診するのがベスト。

◯顔カビの正体とは?
顔には「マラセチア菌」というカビが常在菌として存在しています。湿気と脂が大好きなカビ菌で、皮脂を脂肪酸に代謝し、お肌を弱酸性に保つ働きをしてくれています。しかし、皮脂が多いと、このマラセチア菌が増殖し、様々な皮膚炎を引き起こすといわれています。また、小さなブツブツには膿がたまる場合もあるため、これがニキビと勘違いをしてしまう人が多いのだそう。IMG_3130

◯顔カビが引き起こすトラブルにとは??

☆脂漏性湿疹
頭や眉毛、鼻の脇など、身体の中で脂漏が多いパーツに起こりやすい病気。毛の生え際の表面の皮が向けたような状態になったり、肌が赤くカサカサになったりという症状が現れます。かゆみはほとんどなく、皮膚科で処方される抗真菌剤で治療できます。過剰なお手入れによって脂漏性湿疹を引き起こす場合も。

☆マラセチア毛包炎
耳をはじめ背中や肩、腕などにできやすい病気です。増殖したマラセチア菌が身体の免疫反応で異物とみなされると、毛穴に赤いブツブツが出現。ニキビとよく似ているので素人では見分けがつきにくいともいわれています。

◯では、顔カビのトラブルにならないためには??

☆普段使うタオルやカバー類は清潔に
フェイスタオルやバスタオルなど、顔に直接触れるものは常に清潔にすることが鉄則!また、見落としがちな枕カバーもこまめに洗濯して、清潔を心がけるようにしましょう。

☆過剰なスキンケアはトラブルの元
顔カビを防ぎたい&改善したいという気持ちから、過剰に洗顔するのはNG。殺菌しすぎると、お肌のバランスを保つための働きをする顔カビまでも殺してしまうことに。強い殺菌剤でお肌に刺激を与えて、逆にバリア機能を低下させすぎないことも大切です。また、保湿しすぎるのも、顔カビが好む湿度の条件をより満たすことになるので、ほどほどにしましょう。

ファンデーションのパフなども清潔にして、こまめに洗ったり取り替えたりしましょうね!Attachment-1


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